OTHER PROJECT

WORKS 2

YUIGAHAMA
LABORATORY

LOCATION

鎌倉市由比ガ浜

FLOOR SPACE

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PROFILE

シェアオフィス

竣工年月

2015年9月

設計期間

3週間

施工期間

2週間

築100年を超える板金屋さんの一角を、シェアオフィスへとコンバージョン。もとはご主人の作業場だったスペースです。1世紀を経てなおどっしりと安心感のある躯体を支えるのは、極太の梁や柱、そして長年大事に使ってきたご主人の心遣い。歴史ある空間への敬意を表し建物自体にはほぼ手を加えず、デスクや棚、一部の壁にクロスを貼るなどのシンプルな造作としました。由比ガ浜通りの向かいにはカフェ・ギャラリー・ライブラリー・建築士事務所でもある「HOUSE YUIGAHAMA」があります。対をなすように、こちらは仕事が生まれるシェアオフィス「YUIGAHAMA LABORATORY」と名付け、現在、アイアン作家、住宅医、プログラマー、フリーライターなどが入居、多様な協業が始まっています。

PHOTO 1

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シェアオフィス用のデスクは壁に沿う形で造作。沖縄の花ブロックをユニオンジャックのような模様になるように重ねてデスクの脚とした。天板は、「板金」らしくステンレスの板を巻いて仕上げている。施工:WERKSTATT-WAL/橋本大輔

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デスク上の棚は、京都の東本願寺の修復工事現場で実際に使われていた積層になった足場板を使用。鉄製のシンプルで無骨な支えを合わせた。
施工:WERKSTATT-WAL/橋本大輔

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奥の壁の一部には、1950年代のヨーロッパのヴィンテージ壁紙を貼った。茶系の大胆な花柄が、木の壁に馴染みながらも、空間にポップさを加えている。
壁紙提供・施工:THE HUB

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味わい深いグレイの土壁に、社名のアルファベットをビスで取り付けた。ところどころ傷や汚れのある土壁の表情と、石膏のような冴えたアルファベットの白色のコントラストが際立っている。
施工:WERKSTATT-WAL/橋本大輔

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【BEFORE】間口いっぱいにガラス張りの引戸と土間のある、典型的な昔の商店の造り。軒を支える極太の梁の両端には、緑青の美しい金具が留め付けてある。エイジングし味わいの増した建物は、手を加えずとも既に無二の存在感を放っていた。

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