Vol 12


「好き」を詰めこんだ理想の暮らし

LOCATION

葉山

FLOOR SPACE

27坪

PROFILE

夫婦+子ども1人

TYPE

スケルトンハウス(27坪)/ 木造2階建

竣工年月

2019年9月

どこで家を持つか、理想の環境探し

4棟で中庭を囲む、森戸川ヴィレッジで暮らすOさんご家族。
ご主人のMさんと、奥さまのRさん、そしてヴィレッジ生まれ・ヴィレッジ育ちのお子さんと3人で、葉山の暮らしを楽しんでいます。
インタビューではまず、この場所で暮らすことになった経緯をお聞きしました。

Mさん:「元々は賃貸に住んでいたんですが、子どもがもうすぐ生まれるぐらいの時期に、そろそろ家を持ってもいいタイミングかもね、と話して、家探しをはじめました。そのときは中野に住んでいて、その辺の環境を気に入っていたので、そこを中心に最初は都内で探したんですけど、いざ家を持つとなるとどうしても中野よりもっと西の方になってしまい、そうなるとあまりしっくりくる環境がなくて。通勤を考えると1時間半とか掛かっちゃうようなところまでいかないとなかなか予算が合わなくて、どうせそれだけ掛けて通勤するのならもっと環境のいいところがあるんじゃないかというので、思い切ってこちらの方も探しはじめました。元々、海の近くとかいいよね、という話をしていたのもあって。」

Rさん:「子どもの頃、一時期沖縄に住んでいて、海も山もある環境が自分の中で良かったので、子育てするんだったらそういう環境でできるのがベストだな、という思いもありました。」

そんな風にはじまった、湘南での家探し。最終的に、森戸川ヴィレッジに決めた理由はなんだったのでしょうか。

Mさん:「最初は逗子で探しはじめました。他の不動産屋さんにお邪魔して見せてもらったんですけど、意外と海の近くの物件はそんなになかったり、高かったりで。逗子でも東逗子の方とか、ちょっと離れないとなかなか物件がなかったので、じゃあもう葉山までいっちゃえ、というのがありました。」

Rさん:「エンジョイワークスは元々私が知っていました。海の近くに住みたい思いがあったのでいろいろ調べていたときに、まちづくりをしているということで興味を持って、SNSをフォローしていました。その日は、他の不動産屋さんで何軒か見て回ったのですが、ピンとこなくて、それで、せっかく鎌倉に来たから行ってみようか、ということで、ふらっと寄らせてもらいました。そこでスケルトンハウスを紹介してもらって、「こういうのだよ!」と。特にヴィレッジという住み方はすごくイメージに近かったです。元々、コーポラティブハウスの見学に行ったりしたこともあって、そういうふうに、団地じゃないですけど、近くに住んでいる方とゆるくつながりあって住むことにすごく興味があって。もし今後ヴィレッジに空きがあったらぜひ決めたいです、とすぐにお返事しました。」

Mさん:「その後、3つぐらいヴィレッジを紹介してもらってどうしようかと考えたんですが、現地を見たら、一発でここだ!って感じでした。ちょっと通りから入っていて落ち着いているんですけど、川が流れていて開放的だし、山もきれい。それに、4棟のヴィレッジというのが、みんなでシェアするというのにちょうど良いな、と思いました。」

ピカピカではないけれど、好きなものに囲まれた居心地のいい家

そして始まった、スケルトンハウスの家づくり。
実はご主人のMさんは内装設計のお仕事をされています。そんなMさんにとって、スケルトンハウスの魅力はなんだったのでしょうか。

Mさん:「はじめに都内で家を探したときは、マンションリノベも考えていて、中身を自分たちの住みやすいようにつくっていきたいという思いがありました。それで、中古の家を見つけて自分たちでリノベーションするということも考えていたんですけど、リノベのベースにできる家というのを条件に探すとしっくりくるものが全然なかったんです。そんな中で、スケルトンハウスは、建物としてはしっかりとある上で、中は自由にしていいよ、というのが自分たちの希望にピタッとはまりました。」

Mさん:「家づくりには満足しています。設計をしているときにはヴィレッジの図面(*マスタープラン)がもうできていて、中庭がとても良いというのが見えていたので、その素敵なヴィレッジの環境を、どれだけ家の中までずるずる引っ張ってこれるかということをすごく考えました。それはすごく実現できた。」

Rさん;「庭の借景や吹抜けから、緑を感じながら生活できるのがすごく気持ちいいです。」

Mさん:「内装も、やりたいことは結構詰め込みました。仕上げに漆喰や柿渋を使いたいとか、DIYでもいろいろやってみたいとか。」

Rさん:「自分たちで選んだり、手を入れてつくったので、そのぶんだけ納得感もあるし、愛着もあるし、すごい居心地がいい。新築ピカピカのっていうわけじゃないんですけど、そのぶん居心地がよくなってるのかなと思います。全部好きなものを詰め込めたので、どこを見ても好きなもので出来上がっている。」

まちとのつながりを広げていく

憧れた環境で、好きなものに囲まれながら充実した生活を送るOさんご家族。これからの展望をこのように語ってくれました。

Mさん:「中庭の環境がいいので、ヴィレッジの4棟だけで使っているのがもったいないなという気がしているんです。皆さんで集まってご飯を食べるとか、もうちょっとオープンにいろんな人に来てもらえるような、イベントとかの場所としても使えるようにできないかなという話をしています。葉山って、皆さんそういうつながりが多いじゃないですか。何かすごくいい場所になりそうなポテンシャルを感じています。」


「みんなで一緒にまちづくりを」と掲げるエンジョイワークス。スケルトンハウスやヴィレッジは、まちづくりの仲間を増やすための仕掛けでもあります。それを自然に実践してくださっているOさんご夫妻のお話に、私たちも嬉しい気持ちになります。

最後に、これから家づくりをする人へのアドバイスをいただきました。

Mさん:「間取りってあんまり考えない方がいいと思います。友達が家を建てるって相談を受けたときもよく言うんですけど、まず何室ほしいとか、何畳の部屋が1階に何室で、2階に何室で、みたいに間取りで考え始めちゃうと、それである程度は出来上がっていくんですけど、もうそこで止まっちゃうというか。家づくりノートでもそういうことが書かれていると思うんですけど、どう暮らしたいか、そこで何がしたいかというのを考えるのがすごく大事だなと思っています。その方がたぶん、本当に理想とする生活が実現しやすいだろうなと思います。」

Rさん:「私が大事だと思うのは、家事動線を少なくするように設計することです。うちは、2階に脱衣所と洗濯機と、そこからすぐベランダに行けるようにしたんですけど、それがすごく良かった。毎日やる家事のことなので動線を少なくするに越したことはないです。キッチンも、買い物から帰ってきて、そのまま冷蔵庫に入れて、パントリーに入れて、と直線で済むようにしたりとか。意外と忘れがちなんですけど、そういう動線を考えるのは絶対やった方が良いです。」

家と向き合い、まちに溶け込み、ここでの暮らしを楽しむOさんご家族。これからさらに、どんな暮らしがひろがっていくのでしょうか。
これからも、エンジョイワークスも一緒にまちづくりをしていければ嬉しいです。

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