Vol 13


ハプニングもアイディアで解決!古民家リノベーション

LOCATION

横浜市

FLOOR SPACE

40坪

PROFILE

夫婦

TYPE

リノベーション

竣工年月

2022年3月

家づくりを振り返って

昭和初期に建てられた古民家を、住居兼シェアハウスにリノベーションしたAさんのお宅。都心にあることを忘れるほど静かで小鳥のさえずりが聞こえ、開け放った縁側の窓からは夏でも涼しい風が入ってきます。
ゆっくりとした時間の流れるこの家で、古民家ライフを送られているAさんですが、設計時に起こったハプニングなどを思い出しながら、当時を振り返っていただきました。

奥様「実はもともと、古民家を買おうと思っていたわけじゃないんですね。
ある程度の広さがあるとか、駅との距離とか、いくつかの条件があって、たまたまこの物件が私の望んでいる要件にぴったりだったんです。
この家を見た時に、これは壊してしまうのはもったいない、このまま生かしたほうが良いと思って、リノベーションをすることに決めたのですが、実際に始めてみると、普通に新しい家を建てるのと全然違いました。
ある部分の土台は作り直さなきゃいけないほど傷んでいるし、他にもそういう予期しない事がたくさん出てきて、設計をお願いした石川さんと、一つ一つ難題をクリアしていったという感じでしたね」

石川「そうでしたね。解体してみたら、シロアリにやられて下の部分がなくなって浮いている柱なんかもありましたね。
構造の劣化だけでなく、ガス管が古すぎて引き直す必要が出てきたり、梁が大きくて想定した位置に玄関ドアが入らないなど、いくつも試練のようなハプニングがありました。思い出すだけでもドキドキします」

奥様「その難題をクリアしていく作業は本当に大変でしたが、お互いに色々知恵を出し合って、ここをこうやったらいいんじゃないかとか、本当に色々な工夫を重ねていって、自分も参加して作ったという実感があります。最終的にはすごく納得のいく家ができました」

家づくりでこだわったこと

奥様「この家はちょっと変わっていて、自宅とシェアハウスという構成になっています。
シェアハウスは、そこに暮らす子供たちの安全や快適さはとても大事なので、予算を削らずに作りました。快適さを追及しつつ、女の子たちが気持ちよく暮らせるように、雰囲気にもこだわって作りました。

そのために、予算を自宅部分で削らなければならなくなってしまい(笑)。でも予算を削りつつも、ここは絶対にこうしたい、ここだけは残したい、と大事にしたい部分を実現させるために、たくさん知恵を絞りました」

石川「そうですね。どんな工夫をして乗り切ったかは、ルームツアーの動画に具体的に出てきますので、ぜひご覧になっていただきたいです!」

暮らしの変化

奥様「以前はマンションで生活をしていて、いきなり古民家に引っ越してきたので、生活は劇的に変わりましたね。
この場所は、実は都会の真ん中にあるんですけど、家の周りだけ自然がたくさん残っていて、更に路地ということもあって車も通らないし、自然を楽しむっていうか、色々な虫とか動物とかが日々訪ねてくるので、それを見てるのも楽しいです。
今の木造ではこういう風に建てられないと思うのですが、窓がすごくたくさんあって、窓に囲まれて外があるっていうのがすごく贅沢で、庭で草取りをする時間ですらすごく楽しいんです」

ご主人「もともとある家をベースに、一つ一つ工夫をしながら設計していただいたので、例えばむき出しになった柱であっても、住みやすいように、或いは見ていてコージーな形になっていて、それがマンションに住んでる時とは違うアクセントで、暮らしていてすごく楽しいなって思っています」

奥様「確かに。やむを得ず残した柱とかも、実はなんだか味があっていいというか」

ご主人「いや本当にそうで、例えばあのロフトの作りもそうですし、天井がなくて屋根がむき出しになっているその骨組みを、寝っ転がって見上げてるだけでもすごく楽しいので、その1つ1つが今まで住んでた日常とは違う日常になっていて、大変心地よく暮らしています」

奥様「すごい(笑)。なんか会社のプレゼンみたい(笑)」

石川「ありがとうございます(照)」

これから家づくりをする方へのメッセージ

石川「最後に、これから家づくりをされる方へのメッセージをお願いします」

奥様「そうですね、、、自分が思い描いてる理想と予算の中で、どれだけやりたいことを実現できるかっていうのは、アイディアで乗り切れたりする部分も結構あるのかな、と思いました。

以前ちょっとしたリノベーションをした経験がありましたけど、ここまで本格的なのは初めてだったので、自分が考えてることが突拍子もない事かも知れないと思いつつも、とにかく何でも石川さんに相談して、きっと石川さんは何てことを言うんだろうと思いながらも(笑)、「じゃあ考えてみます!」と言って考えてくださったので、素人ながらも自分の疑問とか、こうしたいなーっていうことは、とりあえず何でも建築士さんに伝えてみると、なんとか予算の中で自分の理想を結構実現できるものなんだなって思いました」

石川「どんな事でも、どんどん伝えていただいたのはありがたかったです。今回、Aさんの目から鱗的なアイディアに救われたことがたびたびあって、諦めずに最後まで一緒に家づくりをしていただいたことに、本当に感謝しています」

奥様「ものすご~く予算を削ったんですけど、結果的には何の不満もないものが出来上がったので、設計士さんとたくさんコミュニケーションを取って家を作ってください、ということを一番伝えたいですかね!」

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