インタビュー
「ネコ」も「ひと」ものびのびできる理想の暮らし
公開日:2024/06/11
所在地: 葉山町堀内
規模: 2LDK/99.38㎡
家族構成:1人
葉山を選んだ理由・戸建てを選んだ理由
ずっと東京都内、目黒区を中心に住んできたんですけれど、実家も含めて。実家に通いやすい、かつ通勤がしやすい、というところで、最初実は目黒駅くらいで探していたんですね。都心に向かっていたんです。元々人が来ることが多かったので、リビングを大きく取りたいというのがあって、そのリビングの大きさによって値段が結構変動するんですね、中古マンションとかだと。それで結果的に都内は無理!ということになり、だとしたら自分が好きな海の方に住みたいなと。海の近くだとして、通勤できるとしたらどのエリアがあるのかという風に探したら、東海道線なのか、横須賀線なのか、千葉方面なのか、千葉はやっぱり通勤しづらいということが私にとってはあったので、 神奈川で選んで、いろいろ見てみたら逗子・鎌倉があって、鎌倉はけっこう友人がいたりして、逗子の先に葉山があるっていうのが分かって、そこからインターネットで物件見ることになりました。インターネットで物件を見て実際に現地に足を運んだときに、一番気に入ったのが葉山公園だったんですね。あそこを中心に探そうという風に切り替えて、そこから3年頑張りました。
エンジョイワークスが2社目で、最初に見たのがスケルトンハウスで、「あ、このコンセプトいいな」と思ってじゃあエンジョイワークスに決めよう、そこから30件くらいを見てるんですね。 徐々に徐々にいろんなパターンを見ていく中で、私の意見というのがすぼまっていったんですね。秋谷の方のマンションを見た時に、管理費がすごい高かったんです。これを死ぬまで払い続けるかっていうところで天秤にかけた時に、その時の営業の方に相談したら、それはもう好みの問題ですけれども、だとしたら一戸建てが合うのかもしれないですね、っていうご意見をいただいて、そこで初めて一戸建てにしようっていう選択肢を自分が選択した。ここが出てきた時にもうすぐに決めた感じでした。すごい一発決めでした、ここだっていう。となりが川、景色、静けさ、落ち着き。
すごい楽しかったです。今までやったことがないことなので、方眼紙を買ってきて、方眼紙に何パターンか四角を描いて、5パターン目くらいで、これ階段の位置を決めたら全部決まっちゃうってことがわかったんですよね。結果的に今のものに落ち着いて。通気っていうのをすごく考えました。だいたい窓は対面にあります。空気が流れるようにつくってますね。
母が昔、私がまだ若い頃に言ってくれた一言がすごく印象に残っていて、「これから将来自分が家を建てる時に参考になるから、いろんな家を見た方がいい」と言われたんですね。宿泊してこのホテルいいなとか、知人のお家にお呼ばれして行った時に、素敵なポイントだなとか、素敵なお家だな、全体的に素敵っていうのも全部含めて、どういうものが世の中にあるのかっていうのを沢山見なさいって言ってくれたので、それがすごく印象に残ってたんでしょうね。やっぱりおもてなしで気持ちのいい空間って何か共通するものがあるような気がして、それをなんとなく自分の印象に残ったものを心に留めておいて、それを設計士の方にお伝えして、きる限り具現化する。
自分がリラックスできる場所。平日仕事から帰ってきて、ソファに座ってテレビとか映画を見る時、あと朝起きた時にベランダからの景色、朝一のベランダからの景色はすごく気持ちいいです。ベランダと屋上はすごい良いですね。家の中では無いですけれども、自分の家だし、自分の空間。360度自然が入ってきてくれるので、こんな経験はたぶん他では出来ないかなと思います。ホテルとかだとできるじゃないですか、でもそれって1泊2日とか2泊3日の話で、これが日常にあるというのはすごく嬉しいですね。
ヴィレッジのコンセプトははじめはあんまりよく理解していなくて、私は普通にA区画を買ったという認識だったんですね。設計とか建築を進めていくなかで、植栽を決める時に、お庭をシェアするかたちで、壁をつくらないということと、ある意味目隠しも含めて植栽しますということだったので、何となくイメージをしていたんですよね。実際住んでみると全然違いました。
壁が無いって、こんなにコミュニケーションを豊かにしてくれるんだと思いました。例えばネコと一緒にヴィレッジのセンターの芝生で散歩させてたりすると、それをお隣さんのお子さんがみつけてくれて、ネコと一緒に遊びに出てきてくれたりとか、親戚のおばちゃんのポジションみたいな感じで、すごく楽しいですね。
住み始めた時っていうは、ほとんど白い壁と、何もないシンプルな状態で住み始めたんですけれども、住んでいく中で色々発見があったり、やりたいことが増えるだろうなと思っていたので、その中の一環でキャットウォークつくったんですけれども、対面の白い壁がまだ残っていて、一年位前からここに直に絵を描きたいって思っていたんですよね。
直に描くのであれば、また塗り直しができるっていうのもあって。知人にもアーティスト探しているという話をしたら紹介をしてくださって。最初、実は葉っぱを描こうと思っていて、グリーンにしようと思っていたんですけれども、初めてお会いしたアーティストの方のクジラの絵を見て何となくインスピレーションを感じて、クジラにしようと思って、急遽話し合いのなかで変わりまして。絵をここに描くっていうのが新しい次のプロジェクト。
私もここに行き着くまでに20~30軒見ていますし、この家をデザインするにあたって、過去に泊まった10件以上のホテルとか、いろんな経験を参考にしているので、たくさんご覧になられてから決めた方がいいと思います。あとで色々出てくるのと思うので。「こうしたい」「ああしたい」というのを自分の中でコンセプトなり具体物なりデザインなりでまとめて、たくさんご覧になられたらいいかなと思います。