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「イエルカの薪ストーブ」が生まれる場所へ
公開日:2024/10/26
長野県、中川村の山の中。
スケルトンハウスの施主様と一緒に、
薪ストーブをつくっているイエルカさんに会いに行ってきました。
イエルカさんは、旧チェコスロバキアのプラハ生まれ。
世界中を旅をしていた時に日本人の悦子さんと出会い、結婚。
自然、植物、食べ物、人に魅了され、この中川村へ移住されたそうです。
大自然の中にある、ぽつんと一軒家
イエルカさんしか通らないのでは・・・というくねくね道を車で進んでいくと、
ぽつんと、趣のある素敵な古民家がありました。
140年の古民家を直して、長い間、自然と共に暮らしている、イエルカさんのお家です。
陶芸家でもあるイエルカさん。奥さまはヤギの毛を使った織物の作り手で、家の中にはご自身でつくられた織物や器がたくさんありました。
薪ストーブのある、日本家屋
玄関に入ると、室内がほわっとあたたかい。
雨が降る中ご訪問させていただいたので、肌寒い体が一気にホッと、緩むのが分かります。
日本家屋は寒いイメージがありますが、入って最初の印象は「うわぁ、あったか~い…!」でした。
その温かさの正体こそ、
イエルカさんの薪ストーブ。
シンプルで無駄のない、美しいデザイン
裏の展示場に案内してもらうと、かわいらしいストーブが並んでいました。
イエルカさんが薪ストーブづくりを始めたのは、自分で栽培したライ麦でチェコ風パンを焼きたかったから。なので、ほとんどのストーブが2段式で、オーブン付きなんです。
余計なものを付けず、シンプルで丈夫な造り。そして何よりも、かわいらしい!たまらん!
取っ手もキュン
ハンドルは日本のミネバリという強い木で作られており、ひとつひとつ手作り。
握りやすい形であり、ストーブに合うように、これまた美しくデザインされています。
名前も愛くるしい
左から、「大梅」「桃」「クヌギ」「小梅」。
ひとつひとつ形に合わせて、イエルカさんが名付けています。
自身の薪ストーブのことを娘と呼び、我が子のように可愛がる姿は、とてもチャーミング。
初めてお会いしたのに、昔から知っていたような、そんな雰囲気のイエルカさんと奥様。
また、遊びに行きたいな、と思う場所でした。