HOUSE YUIGAHAMA
所在地: 鎌倉市由比ガ浜
規模: ---
カフェ・ギャラリー・ライブラリー・シェアオフィス
竣工年月日:2014年4月
設計期間:2ヶ月
施工期間:4ヶ月
「HOUSE」は、家づくり・湘南暮らしに関する“発見”をテーマにした複合スペース。エンジョイワークスが「こんな空間あったらいいね」と想い描いていたアイデアを具現化した場所。「HOUSE」では、自分らしい不動産選び、家づくり、空間づくりおよびライフスタイルを実現するための情報を厳選し、透明性を高めたかたちで提供することで、新たな“発見”のある学びの場を目指します。建材・部材・仕上げのギャラリー、ライブラリー、カフェ、シェアオフィスとしての複合的要素を兼ね備えています。また、法人や個人と業界や業態の垣根を越えたかたちでのコラボレーションイベントといったソフト的要素についても随時打ち出しています。
houseyuigahama.com
HOUSEの店内。建築からインテリア、ガーデニング、湘南エリアでの暮らしまでを数百冊の蔵書でカバーする「ライブラリー」の本はお茶をしながら、自由に読むことが出来ます。本の奥にある壁は、オーストラリアの塗料「ポーターズペイント」で塗装。質感や風合いの異なる様々な種類が中でチョイスしたのは、細かい大理石が含まれた「ストーンペイントファイン」。色はオリジナルのカラーカードから選んで調合しました。
壁や床や外壁に庭をはじめ、「HOUSE」の空間すべてにおいて多種多様な建材・部材を用い、かつ様々な方法による内外装の仕上げをすることで、「HOUSE」そのものが実際に見て、触れていただくことができる建材・部材のギャラリーとなっています。タイルの貼り方や部材の使い方にも注目。また、「HOUSE」で使うことのできなかったその他の厳選された部材・建材についてもサンプルとして数多くストック。また、キッチンや洗面等に関しても独自のアイディアで表現しています。
たとえばトイレ。HOUSEは元は魚屋さん。HOUSEの3つのトイレは魚屋の冷蔵庫と冷凍庫スペースをリノベーションしたものです。男性のトイレは武骨でラフな印象に仕上げたかったので、ほぼ冷凍庫のままと言っていいほど、素材を活かしました。インダストリアルな仕上がりに。女子トイレはアンティークの壁紙を貼ったり、タイルを鏡の枠に使ったり、ペンキで塗装したり、可愛く仕上げました。もちろん、トイレやペーパーホルダー、ドアノブに至るまで、価格をすべて表示しています。
理科の実験用シンにアンティークのテーブルをくっつけて造った洗面台や、無垢の足場板、その足場板をオイル塗装したバージョン、色々なフローリングを組み合わせて貼ったシェアオフィスの床、オーガニックの黒板塗装で仕上げた壁など、見所満載に仕上げました。