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樹のある家

所在地: 葉山町下山口
規模: 2LDK / 33坪
家族構成:夫婦+子ども2人
海や山に近い所で暮らしたいと葉山を選んだKご夫妻。数年暮らし、安心して子育てできるコミュニティの豊かさから根を下ろすことに決めました。見つけた土地には、車の入らない細い接道、鬱蒼と茂った草木に、朽ちかけた古家まで。しかしそれらを全て取り去って現れたのは、目の覚めるように広い100坪の敷地でした。この地にあった2本の大樹をシンボルツリーに、33坪という大型のスケルトンハウスを建設。それでもたっぷり残った庭には、近所の人や有志ボランティアと共に芝生を敷き詰め、一画には家庭菜園を。地元の神社のイベントで子ども達がこしらえた2つの小鳥の巣箱は2本の大樹に設置しました。恵まれた自然と地域の温かさに包まれて、たくさんの思い出がこの家で作られていきます。[ 2016年1月竣工、写真:東涌写真事務所 ] *メイキングブログを見る
外遊びやサッカーから泥んこで帰ってくる子ども達も想定し、玄関は広くモルタルの土間に。鉄製の重厚な玄関扉はご近所友達でもあるアイアン・アーティスト 橋本大輔氏の作。ドアの隣に高さのある窓を設けたことで光が入り、来客の確認もできる。階段を踏み板だけにすることで頭上にも抜け感が生まれている。
シンボルツリーのある庭に面して大きな開口部とウッドデッキを設けた。リビングが外に向かって広がっていくような開放感に溢れている。インテリアショップのスタッフだった奥さまがコーディネートした室内は、目線より低いベーシックカラーの家具に小物で遊びを加えるスマートなしつらい。念願だった薪ストーブはダイニングとリビングの間に納め、室内全体が暖かくなるようにした。ダイニングテーブルは以前から愛用していたタモ材のもの。
ダイニングテーブルと同じタモ材で造作したカウンターの背面にシンクや火元が配置されたキッチン。調理中は集中して、盛り付けの時には家族の顔を見ながら、という奥さまの要望だ。「暮らしの中で自分が一番長くいる場所だから、変に癖がなく、ずっといても気にならないことを大事にした」と奥さま。シックな黒の食器棚がナチュラルな空間のアクセントとなっている。様々な道具や家電製品はカウンター下など目線に入らない位置に収納。見せる所と見せない所、そして使い勝手もしっかりと考慮されている。食器棚の背面の壁の裏には洗濯機を。家事動線がシンプルに済むと共に、奥様曰く洗濯機は「見せなくていい物」。
左右対称に2つのドアがあるこの部屋は、兄弟2人の子ども部屋。今は2人で使っているが、成長と共に必要になったら間に壁を作り、2つの部屋に分けることを想定している。スイッチやコンセントの位置もそれを考慮して設置した。壁は白ではなく、ほんのりとニュアンスのあるグレーで塗装。すっきりとモダンでありながら落ち着いた空間に仕上がっている。
洗面台は直線的なフォルムの実験用シンクを用いてシンプルに。対照的に鏡は円形とした。洗面台の下にはあえて収納を設けずすっきりと。ミニマムな空間の中で、8種のコラベルタイルをモザイクにしたトイレの背面の壁がポイントになっている。タイルのカラーをややグレイッシュなトーンに合わせることで、多彩でありながらまとまりのある大人っぽい雰囲気に仕上がっている。
写真協力:写真家 東涌宏和
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