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子どもが集まる家

所在地: 葉山町一色
規模: 3DK / 24坪
家族構成:1人 / 施設兼住居
葉山の海も山も身近で、空が大きく開けており、降り注ぐ陽射しと吹き抜ける風が気持ちいい。一色小学校の近くに建つH邸は、住居でありながら「学童保育施設」として住み開きをする予定です。「教室だけが学びの場ではない」と長年教育に携わってきた施主Hさんはおっしゃいます。自然の中で、体や感性を使って、存分に遊び体験すること全てが子ども達の学び。未来をたくましく生き抜いていける力を育てたい。そんな想いからつくられたこの家では、1階の教室と庭を自由に行き来でき、2階の大きなバルコニーと一体になった食育ダイニングキッチンで料理人である息子さんが腕を振るいます。屋上からは海も遠望。室内と屋外が一体となった、伸びやかな場づくりを実現しました。[ 2016年3月竣工、写真:東涌写真事務所*メイキングブログを見る
庭には芝生と枕木を敷き、隣地との境界にはアメリカンフェンスを設けた。視覚的な見通しを確保しながら、子ども達の安全を守る。大きなバルコニー下の空間が、何か秘密基地のようで遊び心や想像力を掻き立てる。庭に面した開口部の向こうが教室で庭との行き来も容易だ。外に設置した手洗い場には実験用シンクを採用した。また、家の裏側には今後菜園を作る計画だ。
1階の教室の床は、温もり感のある無垢の桜材で仕上げた。奥には収納を兼ねた琉球畳の小上がりを設置、子ども達の昼寝スペースにもなる。天井にはハンモック用のフックも取り付けた。壁の一部をターコイズブルーの黒板塗料で施主自ら塗装、子ども達とのコミュニケーションに活用していくつもりだ。階段の手前のドアの向こうは、シンプルな5畳ほどの事務所スペースとなっている。
この家の象徴とも呼べる2階の大きなバルコニーと、そこから続くダイニングキッチン。開口部には引き込みサッシを採用し、外との一体感を実現した。キッチン部分は造作、木部はシナ合板に「アーリーアメリカン」というオイルステインで塗装し、天板にはステンレスを巻いた。中央のカウンターの周囲には子ども達が座る席を設ける予定。吊り戸棚のアイアンは施主自ら購入したもので、現場でそれに合わせて木の板で棚を作った。フローリングは1階同様、桜。
この家に住む施主の息子さんのための居室。8.5畳のほぼ正方形の部屋に大容量の引き戸の収納を設けたシンプルな造り。壁は施主一家と弊社スタッフが一緒に塗装した。
ルーフバルコニーからは葉山の海を見渡せる。周囲の住戸が低層であるため、360°遮るもののない眺望が得られる。バルコニーやデッキなどは全て外壁と同じレッドシダーで施工。時を経てシルバーグレーへと変化し味わいを増していく。
写真協力:写真家 東涌宏和
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