掛川でのリノベーションプロジェクト、足場と養生が外れて、いよいよ完成。
初めて現場調査へ行ったのが2024年の3月。そこから早1年。
最初は掛川市の事はほとんど知らない状態でしたが、こう長く関わっていると愛着が湧くもので、
リノベーションの完成も、この物件をきっかけに掛川市の事を知れたことも、とてもうれしく思います。
さて、今日はめでたく完成した、リノベーションの姿を少しご紹介していきます!
三角屋根が包む、ひとつながりの空間
外装は、正面の外壁をやり直し、瓦屋根からガルバリウムの屋根に葺き直しました。
屋根は思い切って外断熱にしたことで、内部は天井を貼らずに勾配屋根の形をそのまま見せる、「表し天井」になっています。
天井を貼らないことで大空間が続きます。
今回のリノベーションでは、なるべく間仕切りを減らして、自由な空間づくりを目指しました。
そのため、どこにいても、この大屋根の三角形を感じることが出来ます。
なんて広くて気持ちいいんでしょう。!
昔の面影を、そっとひとつ添えて。
元の家の表情はほとんどそぎ落としましたが、一部、昔の家を感じるポイントを残そうと思い、欄間を再利用しました。
これは、元々和室に合った欄間です。
ただだだっ広い空間になってしまうのも、印象がぼやけてしまってなんだかつまらない。
なにか遊びがあると空間も面白さが出てくるなと考えて、欄間をアートピースのように使ってみました。
欄間の模様が、和とも、洋とも合う、絶妙な絵柄だったので新しい家にも馴染んでいます。
リノベーションではこういうアレンジが出来るのが醍醐味だったりします。
あえて仕切らないお風呂、という選択
そして、お風呂は大胆に!
裏の景色の抜けがとても気持ちよかったのもあり、明るい水回りにしたいなと、あえて浴室として仕切るのを辞めました。
一旦ここはカーテンとブラインドで閉じる想定です。
もちろん、住み始める人が使いやすいようにアレンジしてもらって構いません。
ただ、この場所にあるポテンシャルを最大限に感じてほしいと思って、まずは作らないことから始めています。
明るい水回りって気持ちが良いので、朝の支度も捗りそうですよね。
アクセントカラーのピンクも、暖かい空気感を纏っています。
掃き出し窓の向こうに見える丘の景色と、気持ちのいい空が最高です。
丘の向こうにある神社には、河津桜がきれいに咲きます。どこよりも早く、春を感じれるのもまた良い。
花柄のモザイクガラスは当時のガラスのままなのですが、
こういう可愛らしい柄のモザイク柄は、現代で探そうと思うと、もうほとんど残っていません。
何十年も前のアルミサッシなので、断熱性能は良くないのですが、新しく交換してしまうのも惜しい…。
でも、掛川市は比較的温暖なので、地場の業者さんや工務店さんは以外と気にしていませんでした。笑
ゆくゆくはサッシを交換することも視野に入れた方が良いとは思いますが、
今はまだ、この可愛らしい窓を楽しんて欲しいものです。
内覧会もします!
建物が完成したので、みなさんにもお披露目したく、完成内覧会を4/26(土)に行います。
是非、興味のある方は足を運んでくださるとうれしいです!
そして、こちらの物件は、リノベーションされた状態で売買物件として売り出し中。
という事は・・・?
そうなのです、ほしい方は、この家、手に入っちゃいます。
気になる方は、お問合せもお待ちしています!