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屋根と外壁の色が決まった!|小さな平屋のリノベーションブログ3
公開日:2025/04/23
鎌倉の山の上のリノベーションブログも、今回で3回目に。
現場では、屋根と外壁の色がついに決定!
ブルーシートで覆われた“今しか見られない”テントのような屋根の景色から始まり、大工さんや現場監督との細かな納まりの打ち合わせ、そして自然光の下での色選びまで。
チャットGPTの力も借りながら、実物とデジタルの両方でイメージをふくらませていく、リアルな家づくりのプロセスをレポートします。
湘南・鎌倉エリアならではの風景に溶け込む、家づくりの過程を一緒に楽しんでください!
テントのような屋根の風景
既存の屋根が解体され、普段は天井でふさがれている空間に、やわらかな自然光が差し込むことで、思いがけず新鮮な景色が広がりました。
「今しか見られない光景」に、現場にいた全員が少しワクワクした気持ちに。こうした過程が見られるのも、リノベーションの魅力のひとつ。
雨対策としてブルーシートを張ってもらったその様子はまるで巨大なテントのようでした。
屋根断熱と軒先の美しい納まり
今回の計画では、屋根断熱を採用しています。垂木の上に80ミリの断熱材を敷き、その上に通気層を確保するための胴縁などを設けることで、屋根の構成が厚くなる設計です。
そのため、軒先の納まりには工夫が必要でした。大工さん、現場監督と一緒に、実寸の図を描きながら現場で綿密に打ち合わせ。細部の設計に真剣に向き合うこの時間こそ、家づくりの奥深さであり、楽しさでもあります。
色の決定には「光」と「素材」が大切
屋根と外壁の色を決めるにあたり、自然光の下での見え方を重視しました。屋根材の実物サンプルを、実際の屋根の方位や角度に合わせて並べ、太陽光の反射による色味の変化を確認。「夏を旨とすべし」なんていう古くからの習わしもありますが、夏場になるべく光を反射して家の中が暑くならないような色を選びました。
外壁は新たに貼り替える部分と、既存の外壁に塗装する部分があるため、それぞれにサンプル塗装を施して、色の差が出ないかもチェックしました。どちらにもなじむ色を選ぶための慎重なプロセスです。
デジタル技術で色選びをもっと楽しく
今回は、既存の家の写真にチャットGPTで色加工を施し、イメージ画像も作成しました。左が実際の写真で、右は黒い外壁とグレーの屋根にしてもらった画像。すごいですね、技術の力は。
また、実物の塗装サンプルとデジタルのシミュレーションを両方見比べながら検討することで、完成後の姿がよりリアルに想像でき、選ぶ楽しさも増しました。
家づくりはたくさんの「選択」の積み重ね。その一つ一つを丁寧に楽しみながら、理想の住まいに近づいていく感覚があります。
湘南・鎌倉エリアで「暮らしに寄り添う家」を
湘南や鎌倉のような自然豊かなエリアでは、周囲の風景と建物との調和もとても大切です。ただ新しくするのではなく、その土地の空気感や歴史、そして既存の建物の魅力を活かしながら、住まいを再構築していく。そんな家づくりを、これからも丁寧に続けていきたいと感じています。
引き続きリノベーション様子をお届け予定です。お楽しみに!