シンプルな形で作られたスケルトンハウス。外とつなぐデッキも、自由に考えることが出来ます。
敷地の特性を生かしながら、庭にでるローデッキを作ったり、眺望を眺めるバルコニーを作ったり・・・
家でどんな時間を過ごしたいかを考えながら、皆さんデッキを考えます。
家づくりのヒントに、デッキの使い方をいくつか今日はご紹介したいと思います。
LDKとつなぐローデッキ
こちらの家のローデッキは、出幅1m程度。
庭も広いので大きくバーン!とデッキを作りたくなる気持ちもありますが、あえて奥行を抑えたサイズ感にしています。
大人数でBBQをするときや、サウナで遊ぶときは、お庭の芝生まで下りて行います。
そんな時に、皆で横並びに座れるのが、このデッキ。
デッキで何かをする、というよりは、デッキが家具の一部になる。
逆に、1人、2人で利用するのであれば、キャンプ椅子をデッキに置いて休んだり、七輪を出して一杯飲んだり、お昼寝したり・・・
コンパクトですが、意外と使える奥行なんです。
アウトドアリビングになるデッキ
ダイニングと続く窓はフルオープン。
窓を全開にすると、部屋の延長線上にデッキが続いているような雰囲気になります。
床のタイルを揃えることで、ダイニングとデッキの境界線も曖昧になり、家が広くなった感じがしますね。
真ん中のクッションはこちらのお宅の愛犬が、天気が良いと日向ぼっこしながらお昼寝をするんですって。
風もそよそよと入ってきて、とっても気持ちよさそうです。
デッキとお庭の高低差を生かした遊び方
床続きの高さにデッキを作ると、基礎の高さ分、お庭のレベルとの間には高低差が生まれます。
その高低差を生かして、娘さんが遊ぶ滑り台を設置しています。
この滑り台、旦那様の手作りなんですって。(すごい!)
ちょっと木陰が欲しいな、というときは外壁に取り付けたフックにタープをかけて、簡易に日除けとしています。
夏場は厚いけど、冬場はぽかぽかと直射日光が当たっていてもよい。
建築工事で庇を付けてしまうと、取ったり外したりが出来ないので、あえて簡易にしている。
なるほど、その場に合わせて選択できるって、良いアイデアですね。
ハンモックつけたり、家庭菜園したり。
2階にLDKがある場合は、そのまま外に出るにはバルコニーが必要です。
バルコニーで何する?を考えて、やっぱりリビング的な使い方が出来ると嬉しい。
ということで、1.5mほどの奥行のバルコニーを作りました。
デッキの奥行に合わせて庇も造作しているので、雨の日でも風が強くなければ多少雨を凌ぐことが出来ます。
ゆらゆらと揺れながらぼーっと遠くを見る。
気持ちが良くて、そのまま眠ってしまいそうです。
すぐ隣がキッチンなので、バルコニーではハーブなど、料理に使える植物を植えて育てています。
バルコニー菜園も、このくらいの広さがあれば、かなり色々植えられそうです。
贅沢なルーフバルコニー
屋上からの景色が良い場合、ルーフバルコニーという選択肢もあります。
ルーフバルコニーは、真夏は直射日光が思いっきり当たるので、暑くてあまり長時間は居れませんが、
夕方にもなると、気持ちのいい風をあたれます。サンセットをみるにはイチオシ。
日が良くあたるのを逆手にとって、通常使いで、洗濯物を干されている方も居ます。
天気の良い日は本当にすぐ乾きます。
朝日を浴びながらのヨガなんてのも、最高ですね。