ランチの後は、弊社の「佐久ヴィレッジ」の見学。スケルトンハウス4棟とアウトドアキッチンを共有する佐久ヴィレッジは、JR佐久平駅(新幹線も停車)から車で約15分、佐久ICからも車で約5分、御代田の中心地からも車で約6分の場所にあります。近くには旧中山道が通り、昔から交通の要所であった宿場町の付近。
6月上旬に共有部の芝生も張られ、ますますアウトドア感が出てきた佐久ヴィレッジでは、第2回のイベント(
前編/
後編)にも参加してくださったこの日のもう一人のガイド はらけんさんと、大日向小学校の保護者つながりであるお客様も交えての見学となりました。
教育移住で言えば、佐久市のさらに南、佐久穂町にある、オランダの教育「イエナプラン」を取り入れた大日向小学校に子どもを通わせるために移住するファミリーも増えています。佐久市内や御代田町・軽井沢町から通学する子どものためにJR佐久平駅からスクールバスが出ており、佐久平駅までの子どもの送迎を考えると佐久ヴィレッジは近くていいねと参加者からのお声。
その後は、アウトドアが似合いすぎるほど似合うはらけんさんを中心に、佐久ヴィレッジを「どう住みこなしたら楽しいか?」談義。こちらに移住してからアウトドアやキャンプが身近になったというはらけんさんから、「一人になりたい時は芝生でソロキャンプできそう!」と想定外のアイデアも。キャンプ道具はどこに収納したいですか?と遠藤が尋ねると、「外にスペースがあるので物置を置くのが良さそう。家の中は広々使いたい」と、現実的なイメージが湧くお答え。はい、実は各家の周りにプライベートスペースが十分確保できるように配棟しているんです。
4つの家族とその友人たちが、アウトドアキッチンのある広場を囲んで、テントやタープも張ったりしながら、キャンプ場に暮らすように、日常的に室内も室外も一続きの暮らしを楽しんでいる。そんな様子が目に浮かんだ佐久ヴィレッジ見学タイムでした。
御代田ヴィレッジは広大な敷地のまま分譲中(購入後はスケルトンハウスで家を建てる「建築条件付き土地」)。1区画980万円〜、2区画を合わせて買うことも可能
御影用水近くのとっておきの立地。2区画購入も可能な「御代田ヴィレッジ」
続いて一同は御代田ヴィレッジに移動。佐久ヴィレッジから旧中山道伝いに車で約10分ほどの距離にある御代田ヴィレッジは、御代田町の中でも最も軽井沢町に近いエリアにあります。周囲には森と住宅地が広がる静かな場所でありながら、北国街道にも出やすく利便性も良好。北東に浅間山も見え、西側には佐久穂の山並みも遠望でき、広い敷地のどこに住むかで見える景色も変わりそう。ツアー参加者の方には、周辺環境の緑の多さ、その割にメイン道路へのアクセスが良いことなどから、生活しやすそうなイメージを持っていただけたようです。
その流れで、御代田ヴィレッジから徒歩圏内にあるとっておきのスポット「御影用水(みかげようすい)」と、そのほとりにあるうまたつさんも行きつけのカフェ「うめの木」にご案内いただきました。
カフェ「うめの木」は御影用水を見ながらくつろげる貴重なカフェ。自家製のスイーツも絶品。御影用水の向こう側は軽井沢町
御影用水は江戸時代の初期に造られた、農業用水です。軽井沢の千ヶ滝を水源とするこの地域の水が稲作に適さないほど冷たかったのを改善するために、水深20cmほどの浅い水路を水が通る間に太陽光で温めるという用水です。全長21.4 kmを通過する間に水温が5℃も上昇し、その結果このエリアは荒地から優良農地になり、幕府の天領となったそうです。
この御影用水の両岸は森が豊かに残され、まるでヨーロッパの運河沿いのような景色が広がっています。近隣の住民や、別荘を持つ方々、バケーションに来る方々にこよなく愛されるお散歩コースになっているのも納得。御代田ヴィレッジの立地の良さに改めて気づかされました。
その御影用水を見ながら、カフェうめの木さんでは、イベント参加者も弊社スタッフもガイド役のうまたつさん&はらけんさんも一緒にテーブルを囲んでの「御代田・佐久の暮らしトーク」。首都圏を経由して西軽井沢エリアに移住した方々が、子育てや学校を起点につながりコミュニティ化していく感じは湘南以上。子どもの誕生会を口実に誰かの家に集まり、持ち寄った料理や飲み物で家族や親戚のように楽しく過ごす「ご近所さんと一緒に楽しむライフスタイル」が、このエリアではすでに日常的に行われているのが発見でした。
さらには、子どもの成長や人生のタイミングに合わせてこの地を離れることがあっても、自分が建てた家をコミュニティのつながりの中で貸家にしたり、友人たちに使ってもらったりしている人もいるようで、このエリアで築かれた友人関係が人生を通じた息の長い関係になる可能性も伺え、ますます豊かな気持ちになったティータイムでした。
都市生活者の移住のファーストステップに最適
イベントの最後はGokalabに戻り、はらけんさんの移住ストーリーを聞かせていただきました。
埼玉県の大宮で生まれ育ったはらけんさんは、第二子の誕生後、知人がきっかけで初めてのキャンプを経験し、もっと自然が身近な所で暮らしたいと思い始め、第一子の小学校入学のタイミングで移住を決意。お子さんを山梨県の小学校と、長野県佐久穂町にある大日向小学校の体験DAYに参加させ、子ども本人が「行きたい」と言ったのが大日向小学校だったそうです。
結果的に佐久市に移住することになったはらけんさん。首都圏の暮らしと移住後の暮らしを比較して、こんなふうに感じているようです。
【うれしかった点】
・自然が近い、空がたくさん見える、夜はちゃんと暗い
・公園が広い、自然の中で遊べる
・食で季節と地域を感じられる(野菜、味噌、米、酒、鯉、ジビエ)
・野菜&果物が新鮮、おいしい、安い
・晴天率高い →洗濯物乾く、機嫌良くなる、カビ生えにくい
・行き交う子どもたちが笑顔、元気に挨拶してくれる
・エリアによって水道水がおいしく飲める
【勝手が違った点】
・冬の寒さが厳しい(2月の佐久市は平均気温 5℃/マイナス7℃)
・ゴミの分別、回収が厳しい
・路線バスがないに等しい=運転免許必須、車社会、ガソリン高い
・歩道がない道も多い
・自転車に乗っている大人が少ない、自転車に対応していない道路が多い
・プロパンガス物件も多く光熱費が高い(ガス代約2倍?!)
・メガバンクの窓口・ATMがない
特に佐久での暮らしについては、自然と都市生活がうまく融合しており、東京にも、山や川にもアクセスが良く、イオンやスタバ、カインズなど大型のショッピングモールが充実しているので「都市生活者の移住のファーストステップには最高!」と太鼓判。
佐久エリアでも移住者たちのコミュニティ形成が進んでおり、移住後に起業してお店を始める方も複数いて、首都圏に住んでいた時以上に面白い人に身近に出会えているご様子でした。
仲の良いパパ友たちでソロキャン×4。ソロ用テントははらけんさんも愛用の「TOKYO craft」。自宅から30分圏内で大自然を楽しめる(写真提供/はらけんさん)
子育て移住がきっかけ、でも大人がいちばん楽しんでいる
また、印象的だったのが、子どもを大日向小学校に送った後、親同士がその足で一緒に近くの山に登ったり、スノートレックやスノーボードをしに行ったりと、子ども顔負けに遊んでいるというお話。はらけんさんは、パパ友たち4人で山に行き、焚き火を囲んで語り合った後、それぞれのソロ用テントで眠るという大人スタイルのキャンプもしているそうで、「飲み会ではなくキャンプで親交が深まる」とコメント。サーフィンを通じて仲良くなってしまう湘南と感覚が似ているかもしれませんね。
楽しんでいる大人たちの背中を見て、子どもは「人生は楽しむためにある」ことを学ぶのではないだろうか(写真提供/はらけんさん)
子どもがきっかけで移住したものの、自分自身も周りも「大人がいちばん楽しんでいる」とはらけんさん。移住が自分自身の人生を考え直すきっかけにもなっているそうです。働き方に関しても、新幹線で週5日東京に通っている人もいれば、住んでいるうちにもっと佐久や御代田にいる時間を長くしたくて長野県内で仕事をつくる人もいて、みなさんライフワークとライスワークの間を行き来しながら、今の自分や家庭環境に最もフィットするバランスへとチューニングしている様子が伺えました。
お話の最後にはらけんさんは、経営コンサルタント大前研一氏の「人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える」(大前研一著『時間とムダの科学』より)という言葉を借りながら、「環境が人を変えることを実体験中」だと語りました。
御代田や佐久に移住したことで、暮らしの喜びや仲間との出会いがあり、働き方や生き方の価値観が変化。首都圏では得られなかった自然や季節の深い味わいによる「豊かさの実感」を手に入れつつ、東京とも程よい距離で行き来することで、幸せの総量が大きく増えていることが伺えたゲストトークでした。
海もいいけど、森もいいよね。湘南の先にある次の暮らしへ
イベントを終えて弊社の遠藤と荘司からは、「出会った人々ほぼ全員から惜しみなく与えてくれようとする懐の大きさを感じて、西軽井沢エリアの人たちの内面の豊かさと、それが培われるライフスタイルの魅力が分かった気がする」との感想が。湘南エリアとの価値観やバイブスの共通項も感じたようで、「子育て移住じゃなくても住みたい人や、セカンドハウスを持ちたい人が絶対いると思う!」と、この日にインプットしたことをどう伝えていこうか、ワクワクしている様子でした。
佐久ヴィレッジと御代田ヴィレッジはどちらも現在、仲間を募集中です! 興味が湧いた方はぜひメールやお電話でお問い合わせください。見学は随時受け付けており、今後も両ヴィレッジの魅力を伝える説明会やイベントも企画していく予定です。ENJOY VILLAGEからの発信を今後もどうぞお楽しみに!
佐久ヴィレッジをもっと詳しく>>
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問い合わせは、0467-53-8583(担当:遠藤)もしくはinfo@enjoystyles.jpまで!