ENJOYWORKS DESIGN

家づくりで得られたもの

所在地: 鎌倉市
規模: 2LDK+S / 101.2㎡
家族構成:夫婦 + 子ども2人

この家で、リノベーションをした理由

都内から鎌倉に移住したTさんご一家。引っ越して1年ほど経ち、暮らしも馴染んできたころに、設計を担当した藤川がインタビューにお伺いしました。

Tさんご家族は、西鎌倉にある中古の住宅を購入して、フルリノベーションをしました。旦那さまのKさん、奥さまのAさん、おふたりともに、はじめからリノベーション前提で家探しをしていたそうです。
Kさん:「最近流行りの、パズルのように作られている新建材の家っていうものに対して全く憧れがなかったんです。夫婦ともに築50年を超えたような古い家に住んで育ったので、自分たちも、そういう、人がずっと住んでその家と一緒に育ってきたというような温かい家を作りたくて、リノベを選択しました。」

その中で、この場所、この家を選んだ理由はなんだったんでしょうか。

Aさん:「夫と息子に、海の近くに住みたいという希望が元々あって。最初は湘南エリアを広く見ていたんですけど、営業の小山さんにいろんな場所を案内してもらって見ていくうちに、だんだんと希望のエリアが決まってきました。あるとき、広町緑地の近くの住宅を見せてもらったときに『この森がいい!』って思って、そこからは広町緑地の近くで探そうということになり、一気にエリアが狭まりました。
その中でこの家に決めたのは、角地で公園が横にあって、日当たりと風通しがすごく良さそうだったので、ここの家を選びました。」

藤川:「この場所にして思ったとおりでしたか?」

Aさん:「そうですね。日々、公園に遊びに行ったり、ちょっと散歩に行ったりしやすいです。あと、日当たりと風通しが思ったとおり良くて。冬なんて、2階がぽかぽかだから暖房はほぼなしで過ごせます。日当たりや風通しは後から変えられないので、すごい良かったなと思ってます。」
エンジョイワークスでは、「自分の家は自分でつくろう」という考えのもと、お客さん自身にどういう家にしたいのかを考えてもらいます。普通の設計事務所とはちょっと違うからこそ、楽しくて、大変な時間です。

Aさん:「1番大変だったのは、家づくりノートの初回の宿題。夏休みに行った軽井沢のキャンプ場で『これ、夏休み中に仕上げないと、仕事はじまったら絶対にできないから今日やろう』って、夫と一緒に夜中の3時か4時までやってました。ずっとビール飲みながら、家づくりのコンセプトは、とか言ってるんだけど、眠いし寒いし(笑)。このとき作ったコンセプトに毎回立ち戻れたのですごく良かったんですけど、結構大変でした。」

藤川:「逆にここは楽しかったなーって覚えているところはありますか?」

Kさん:「全体的に楽しかった記憶しかないです。」

Aさん:「私は最初のプランを作った時とかすごい楽しかったです。それもたぶん徹夜でやったと思うんですけど(笑)、徹夜でやって早朝に藤川さんに図面を送って。」

Kさん:「そのすぐあとにオフィス行って、図面書いてきましたって見せたら、横で小山さんがもう完成してるじゃんってぼそっと言ったのが1番面白かった(笑)。」

Aさん:「結局その時のプランと全然違うけどね、けど楽しかったよね。」
プランだけではなく、設備や仕上げ、電気の計画も、コンセプトをもとにして、楽しみながら考えたTさんご夫妻。そうしてできあがったお家は、家族みんなで囲んでも余裕のある、大きなキッチンのカウンターが特徴的です。

Aさん:「家族で料理を作ってる時間がかなり長くて、キッチン周りはこだわりましたね。息子も料理が好きだし、夫と私も2人でキッチンに立つので。」

Kさん:「そうですね。最初の見積もりが出たとき、予算をオーバーしていたのでコストダウンの案をいろいろ考えたんですけど、キッチン周りについては1個も落としませんでした。」
Tさんご家族の念願だった海の近くでの暮らし。都内から引っ越してきて、生活はどう変わったでしょうか。

Aさん:「土日に遠出しなくなりました。以前は、毎週金曜の夜まで1週間パツパツで仕事して、土曜日の朝から、遠いと車で片道2時間以上かけて遠出してたんですけど、こっちは近隣に遊ぶところがいっぱいあるので。」

Kさん:「東京って都心部も小さい公園や緑はいっぱいあるんですけど、子どもが遊びまわれるような大きな公園は車で行かないとない。そういうところにしょっちゅう車で出かけていました。こっちは広町緑地も海もあって、自転車で行けるところが多いので、近い場所で遊ぶ活動スタイルに変わりました。」

自分たちの好きな環境が身近にあるというのは、遊ぶときだけでなく、日々の暮らしも豊かになります。自分はどんな環境がいいのか、どういう暮らしをしたいのか、しっかりと考えることが家づくりのはじまりなのかもしれません。
最後に、これから家づくりする人や湘南への移住を考えている人へのメッセージをお願いしました。

Kさん:「夫婦で育ってきた環境が違うので、それを追い求めてそれぞれにいろんな希望が出てきて、当然ぶつかることもあると思うんです。私の場合は、そこをいかにいいよーって言って譲るか(笑)。いいよって言ったことも含めて、自分が言ったよ、だからいいよねって、ちゃんと着地させたということを大事にしなきゃいけないなと思います。どちらかが『決めといたから』じゃなくて、夫婦できちっと話をしていく、一緒に同意を取っていくというのはやっておいた方がいいのかなと思います。」

Aさん:「家づくりって、人生の優先順位が何なのかというのを明文化する作業だな、と思います。私たち2人の優先順位は飲みインフラだったんですけど(笑)、車で飲みに行って代行を呼んで帰ってくると飲み屋さんが遠くなるので、近場に飲み屋があることを優先順位高めに場所を探しました。家づくりを通して、普段言葉にせずに過ぎて行ってしまうものが言葉になっていくというのが面白い作業だったなって思います。
それから、やっぱり自分たちで作ると自分たちの好きなように、使いやすいように、形を変えていくことができるので、それがすごい醍醐味なんじゃないかなと思います。」

Kさん:「湘南エリアは、魚が美味しいとか自然が豊かというのも当然ありますし、文化的にも、神社やお祭りがあって、都心にはあまりない環境で生活できるというのがすごくいいです。私は少なくとも楽しいし、良いところに引っ越してこれたと思っています。もし、この近所に引っ越して来られる方がいたら、一緒に飲みに行ったりできればと思ってるので、是非来ていただければと思います(笑)。」
写真協力:写真家 東涌宏和
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