仕上げるかどうかも自分次第|スケルトンハウスって…その7
公開日:2025/08/16
スケルトンハウスの床は合板、壁は柱が見えたまま、天井も構造の骨組みがそのままの状態。設備は、住み始めるのに十分なミニマム仕様です。
なぜ、そのような状態を標準装備としているの?
そこから手を加えるとどのようになるの?
今回はスケルトンハウスの仕上げや設備についてご紹介します。
「住む」を研ぎ澄ませて、ここまでシンプルに
そもそも、家には何が必要なのでしょうか。
家の目的の原点はとてもシンプルです。屋根と壁があり、雨や風をしのぎ、外敵から身を守ること。そこに寝食ができる設備――キッチンや寝床があり、さらに衛生設備――トイレやシャワーがあれば、日々の暮らしの拠点が整います。
この必要設備を備えているのが、スケルトンハウスです。
そのまま住み始めることができ、「住む」を究極まで研ぎ澄ませたシンプルな暮らしを送れるのが、大きな魅力のひとつです。
このまま住んでわかる「自分らしい暮らし」
だからぜひ一度このまま住んでみてほしい!
自分たちにとって暮らしに何が必要か、きっと見えてくるから。
たとえば、
「みんなで向かい合って食事をするスペースを一番大事にしたい」
「それぞれがゆっくりくつろげるパーソナルスペースや水回りはしっかり区別したい」
「家族の気配が感じられるようにあいまいに仕切れればいい」
とか。
意外と、「間仕切壁はいらない」「ここにドアは必要ない」「キッチンの装備はこんなにいらない」など、
一般的と思われる間取りは自分たちの暮らしにあっていないかも、なんてことに気づくかもしれません。
壁に何か貼る?仕上も自由です
スケルトンハウスは、仕上げや内装を決めておらず、設計段階でどこまで仕上げるかを決めます。壁の色や素材、収納の形、照明の位置まで、自分たちのライフスタイルに合わせて決めていきます。
壁を貼るなら板?壁紙?タイル?
収納に扉はつける?カーテンで仕切る?
キッチンや浴室はどんな機能が必要?
たくさんの選択肢があり、それぞれにメリットデメリットがあります。コストも変わります。
ひとつひとつ決めていくのは、大変な作業かもしれません。
だけど自分たちで決めたことには必ず理由があり、それをいつか来客に「この壁、実はね………」と語るのは、きっと楽しいに違いありません。
スケルトンハウスは外から見れば同じように見えるかもしれません。けれど、その中身は住む人によって千差万別。
暮らす人の価値観やライフスタイルが、そのまま家のかたちになるのです。
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