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WORKS 3

葉山小屋ヴィレッジ
 

LOCATION

葉山町下山口

FLOOR SPACE

433㎡

PROFILE

コミュニティ

竣工年月

2015年4月

設計期間

2ヶ月

施工期間

2ヶ月

御用邸や葉山公園からほど近い場所にお預かりしていた広い土地。小さい頃は海まですぐのこの場所でよく遊んだものだと、オーナー様は言います。そんな思い出の土地に、近隣住民の方や地元のクリエイター、有志の方と共に、7種の小屋からなる「小屋ヴィレッジ」を作り、約1ヶ月間に渡って毎週末に小屋での多彩な小商いやワークショップを開催しました。この催しは、GWを中心に毎年開催されている「葉山芸術祭」にも参画し、葉山町内外から多くの人が訪れ、地域との賑やかな交流を生み出しました。広い空間を持つことだけが豊かな訳ではなく、最小限のスペースとモノ、そしてたくさんの仲間がいることで豊かさは感じられるというライフスタイルを表現しました。 *Facebookページを見る

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もとは430㎡を超える広い空き地。葉山公園まで100mほどで、空の続きには海の気配が濃厚に感じられる場所だ。小屋ヴィレッジをつくるにあたり、エンジョイワークス一級建築士事務所はプロジェクト全体のプロデュースと、敷地の中への各小屋の配棟計画を主に担当。小屋の建設にあたっては、地元の大工さんに施工指導をしていただきながら、YADOKARI小屋部の有志と一般公募により集まったボランティアの方々によるワークショップ形式で行った。
施工指導:松田敏行/アックス
施工ボランティア:YADOKARI小屋部

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【写真左】小屋名「Ugisu」制作者:石井佳苗(スタイリスト)
京都の東本願寺修復工事で使用されていた合板足場材やポートランドから入手したパイン足場材など国内外の足場材5種をふんだんに使用した足場小屋。資材提供:WOODPRO 、制作指導:久世拓也
【写真右】小屋名「Cube」制作者:橋本大輔/WERKSTATT-WAL(葉山在住のアイアン・アーティスト) 
ラフな足場材の表情と黒皮の無骨な鉄。非常に相性が良い王道の組み合わせを用いた、シンプルではあるが存在感のある小屋。資材提供:WOODPRO

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【写真左】小屋名「みんなの小屋」制作者:エンジョイワークス、YADOKARI小屋部
近隣住民や有志ボランティアとプロの大工・職人が協力し合って制作。半屋外のデザインは、人や自然とのつながりを感じながら暮らす葉山のライフスタイルを表現している。葉山町の古家解体で出た建具も再利用。資材提供:WOODPRO 、制作指導:ワイズホーム  
【写真右】小屋名「タープ小屋」制作者:エンジョイワークス
約1坪のキューブ状の骨組みに白い天幕(タープ)を張った小屋。特性のジョイント金物以外は、ホームセンターで市販されている材料で制作可能。金物制作:橋本大輔/WERKSTATT-WAL

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【写真左】小屋名「2015ハウス」制作者:近隣住民、YADOKARI小屋部
葉山公園の近くに犬連れで一息つける場所があったら、との想いから近隣住民がオーナーとなって有志ボランティアと共に制作した、当ヴィレッジ第1号の小屋。古トタンや様々な廃材を組み合わせ、海風にさらされて味わいが出たような雰囲気に仕上げた。制作指導:松田敏行/アックス
【写真右】小屋名『SANDWICH STAND』by holiday and soudankaguya 
食とデザインとアートを軸に活動するholidayと、木の物作りの素晴らしさを伝える相談家具屋WWC がお互いの持ち味を活かしながら作った、視覚的にも、技術的にも、味覚的にも、3度(サンド)美味しいSANDWICHI 小屋。

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葉山小屋ヴィレッジは、2015年4/25~5/30まで開催。週末には各小屋で、湘南エリアを中心とした様々なお店やクリエイターたちによって小商い・イベントが繰り広げられた。軽井沢を拠点に「自然の中でのウェディング」を提案しているRUSTIC WEDDINGによる模擬挙式や、スタイリスト石井佳苗さんによるマクラメ編みのワークショップなども行われ、多くの人で賑わった。
【写真中央下】小屋名「INUKOYA」制作者:SQUARE METER/ヤマグチオサム
「イヌもニンゲンも同じようにお洒落な部屋で暮らしたい。」部屋の壁や天井、家具などの、表面仕上げのプロフェッショナル、ペインターのヤマグチオサムによって、他では絶対に手に入らないスペシャルなINUKOYAが完成した。

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