RENOVATION

WORKS 1

NATURAL×URBAN MIX
 

LOCATION

葉山町一色

FLOOR SPACE

2LDK

PROFILE

夫婦+子ども1人

竣工年月

2015年6月

設計期間

2ヶ月

施工期間

2ヶ月

葉山町一色のたっぷりの緑に包まれるように建つ、人気マンション「葉山エコーハイツ」。1974年に建てられた、レトロな外観がチャーミング。このリノベーションプロジェクトの発端は、オーナーさんからのご相談。葉山やこのマンションが大のお気に入りでお住まいだったのですが、仕事の事情でどうしても転居せざるをえなくなったものの、将来もう一度住むために売却はしたくないので、賃貸に出したいと弊社にご来店されました。お打ち合わせをする中で、立地も建物も素敵なマンションなので、賃貸向けにデザインを工夫したリノベーションを施し、さらに魅力のある部屋にしてお貸ししよう!ということになりました。[ コーディネート:エンジョイワークス、施工:ダブルボックス、写真:東涌写真事務所 ] *メイキングブログを見る 

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海辺の暮らしを感じさせるナチュラルなスタイルの中に、どこか都会的な空気をミックスした今回のリノベーション。天井と梁は躯体のコンクリートを活かしつつ、そのままでは荒々しい雰囲気になるため、モルタルの左官仕上げを施しました。「素」の感じが葉山に似合います。生活感が薄まり、まるでギャラリーやアトリエのよう。白とグレイ、渋い茶色のトーンの中で、アクセントとなるのは青のドア。チェッカーガラスを嵌めたオリジナルのドアを制作。ガラスの向こうから漏れる明かりがきれいに見えるように、チェッカーガラスの四角の大きさにこだわりました。最終的に選んだのは13mm角。

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玄関のドアを開けると、今回のテーマカラーである「ブルーグレー」の廊下。海の中に入って行くみたいです。玄関の右手の壁にはアクセントとしてアンティークの壁紙を使用。突き当たりには開放感あふれるLDK。元は和室が2部屋とダイニングキッチンに区切られていた空間を、開口部からのビューと光を最大限に楽しむ間取りへとリノベーション。床は足場板を敷きました。やや低い天井を感じさせないよう、白を重ね塗りして仕上げました。光が部屋中に回って、明るいです。

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キッチンは真っ白のシンプルなシステムを。壁面にタイルを貼り、造作の吊り戸棚とカウンターを設置したことで、雰囲気が出ています。タイルは表面にウェーブがあり、光の加減でさまざまな表情のツヤが生まれます。リビング奥の壁は、下地に使うシナベニヤを市松に貼り、オイルステインの「ペッパー」で塗装。木目の風合いがほどよいムラとなり、ヴィンテージ感が出ます。ここでの暮らしの必需品といってもよいサーフボードラックを設置。愛用のボードをインテリアの1つとしても楽しめます。

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狭いトイレの壁には、華やかな柄のアンティークの壁紙を。これは1950~80年代にヨーロッパで作られた壁紙で、もはやデッドストック。狭い空間だからこそ、こんな大胆な柄や思い切ったピンクが効いてます。黒のアイアンの棚やペーパーラックを合わせることで大人っぽい雰囲気に。洗面台は大きな実験シンクを。造作の棚は、リビングの壁やキッチンカウンターにも使ったのと同じオイルステインの「ペッパー」で。賃貸物件では広くてかわいい洗面所ってなかなかお目に掛かれないので、こんなに広くて雰囲気のあるパウダールームは嬉しいですね。

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【BEFORE】リノベ前のお部屋はこんな様子でした。日に焼けた和室が年月を感じさせます。キッチンはミントグリーンがレトロで可愛いのですが、やはりちょっと古くなってます。リビングダイニングの大きな窓からは葉山の美しい山並みが見渡せます。ナイスロケーション。解体後の現場チェック。図面と現場はやはり違っていることもあったり、机上では想像もできないことが現場に起こっていたり、現場ならではのGOODアイデアが生まれたりすることもあります。その都度、その場で図面に書き込みをしながら、イメージを形にするための擦り合わせを入念に行っていきました。

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