Vol 5


購入後の家をどうカスタマイズする?後編

LOCATION

葉山町堀内

FLOOR SPACE

1LDK / 89.44㎡

PROFILE

夫婦 + 子ども1人

TYPE

スケルトンハウス(27坪)/ 木造2階建

竣工年月

2016年2月

竣工時からカスタマイズした自分達仕様のLDK

海にほど近い葉山町堀内のヴィレッジ(広い土地に複数戸のスケルトンハウスを建て、敷地の境界にブロック塀などを設けず植栽や地形を利用して緩やかに仕切りながら眺望、日当たり、風通しといった環境を互いにシェアしながら暮らす、エンジョイワークスが提案している新しい住まい方スタイル)のスケルトンハウスの一つを購入したTさん一家。
湘南エリアを拠点に活躍する2人のアイアン作家が内装(インフィル)の造作を手がけた、スタイリッシュでシンプルなこの家を、3人家族のTさん達がどのようにカスタマイズしたのか?ご自宅にインタビューに伺いました。

この後編では2階部分からご紹介していきます。
上の写真が、竣工当時の状態です。

そしてこちらがカスタマイズ後。
リビング&ダイニングスペースには、もともと備わっていたアイアンのランプや棚などのイメージに合わせて購入した家具を配置しました。

Yさん:「1から自分の好きなように作っていくのが楽しいという方もいらっしゃるでしょうけど、私たちは元あったアイアンの空間に合わせて家を考えていくのが楽しかったですね」

リビングから続くバルコニーも、竣工時より大幅に拡張しました。
第2のリビングといった感じで、ここで家族みんなが食事をすることもあるそうです。

そして、2階の奥のスペースには中央に壁を設けました。壁のキッチン側には、アイアン作家が造作した棚を寄せて配置。壁の反対側には何段か収納棚を取り付け、書斎兼子どものためのスペースに。

Yさん:「なにせ何もない空間でしたから、収納がなくて最初はどうしようと思いました(笑)でもせっかくの広々とした空間なので、あまり小部屋に区切りたくはなかったんです。娘が大きくなったら壁をもう少し伸ばして部屋にしようと考えていますが、今はできるだけ広いまま使いたい」


物を増やさないコツ

この家をつくるときに2人のアイアン作家がオリジナルに制作したアイアンと足場板を組み合わせた棚は、Tさん一家のお気に入り。また、それと対になるように作られているキッチンにも、引き出しや棚などをカスタマイズしました。

Yさん:「この棚は世界に一つしかない物ですから、とても気に入っています。この家に引っ越す時に、だいぶ断捨離しましたよ(笑)見せる収納をすることで余計な物を増やさなくなりましたし、使い勝手も良くなりました。何か新しく物を買う時は、今持っている物を2個か3個売ってから買うとか、使い回しを考えて買うようにしています。たとえばキャンプ用の道具を買うとしたら、キャンプの時だけじゃなく、家の中でも使えるような物を選ぶとか。

私たちはもともと高価なブランド品を買うタイプではないんですが、今はいっそう、できるだけシンプルで長くずっと使える物、使えば使うほど味が出るものだけを厳選するようになりました。そういう意味では、この家に住むことで、自分たちに本当に必要な物や心地良い暮らし方って何だろうと、ライフスタイルに改めて向き合うきっかけになりましたね」


今後カスタマイズしていきたい所のひとつは?と尋ねると、裏庭に芝生を張りたいとのこと。
Tさん達のお子さんが、お隣のお子さん達と一緒にそこで水遊びができるようにしたいからだそうです。敷地の境界にブロック塀などを立てずに、植栽を利用してゆるやかに仕切りながら環境をシェアして暮らす「ヴィレッジ」ならではの発想です。
同じヴィレッジに住むお隣のKさん一家とは家族ぐるみのお付き合い。子どもさんの年頃も近く、お互いに家に招き合ったり、予定が合えば一緒に出掛けたり。

Mさん:「お隣のKさんとは、特別に約束して遊びに行くとかではなく、それぞれ自分たちのペースで暮らしながら、自然と顔を合わせればお話ししたり、近所のお店で会えばお茶したり、出かける方向が同じだったら一緒に車に乗ったりと、無理のないお付き合いなんです。そんな暮らし方が心地良いですね」

エンジョイワークスが提供しているスケルトンハウスには、施主さんが土地を買って建物を1からプランニングしていく場合と、今回の堀内ヴィレッジのように「余白を残した建売住宅」として販売しているものを購入し、カスタマイズしていく場合とがあります。
Tさん一家のように、そこにある物を手掛かりにカスタマイズしていく(ちょっとリノベーションにも似ているんです)ことが楽しい!という方にも、スケルトンハウスはおすすめなんですよ。

さらに興味が湧いた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
いろいろなスケルトンハウスの事例を一緒に見に行きましょう!


カスタマイズの前編を見る >>


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▼堀内ヴィレッジA棟の竣工当時の様子を見る
https://theskeletonhouse.com/works/10

▼2人のアイアン作家が家をつくるプロセスを追ったメイキングブログ
http://enjoystyles.jp/index.php?c=project&id=26

▼堀内ヴィレッジB棟に住むKさんへのインタビュー記事はこちら
https://enjoyworksdesign.jp/interview/2

▼広い土地を共同購入して環境をシェアする「エンジョイ・ヴィレッジ」の詳細を見る
http://enjoystyles.jp/enjoy-village/index.html



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